『変[HEN]』

昨日たまたまTV番組「一分間の深イイ話」を見てたら、
嵐の二ノ宮君が
映画「GANTS」の宣伝のために出演していました。


それで、当然と言ったら当然なんですが、
原作『GANTS』にまつわるイイ話も紹介されたんですね。


私はそれを見た時、一人で


え〜〜〜〜〜〜!!!


と大声を上げるくらいびっくりしてしまったんです。


今をときめく(!?)超、売れっ子漫画『GANTS』の作者って、


奥浩哉さん だったんで・す・ね!!





・・・て、皆さん何を今更・・・。
と言いたいかもしれませんが、私にとっては
衝撃事実だったんです!!
ああ、まだ1月にして、
今年の10大ニュースに確実にランクインだわ。(←ちょっと嘘。)



だって、あの『変[HEN]』を書いていた奥浩哉さんがですよ、
何だか作風が違いすぎて、全く気が付きませんでした・・・。
漫画オタク失格だな・・・。




ところで、みなさん、「週刊ヤングジャンプ」で連載されていた
『変[HEN]』と言う漫画をご存じでしょうか?



変 1 (集英社文庫(コミック版))



話は、
佐藤ゆうきと言う、ごく普通の(と言っても、女よりも断然可愛い)男の子に
不良で喧嘩がめっぽう強い、めちゃイイ男の鈴木一郎が
一目ぼれしてしまうというラブコメ(?)です。



佐藤君は、見た目は超可愛い子ちゃんなんだけど、
至ってノーマルで、普通に女の子が好きなので、
全くもって、鈴木の気持ちには応えられない。
鈴木君も、佐藤君に出会うまでは、普通に彼女とかいたんだけど、
佐藤君に会ってからは、どこまでも佐藤一筋!!
佐藤君のどんな無理難題、要求にも、愛が故に応えてしまう。


実際のところ、
「佐藤君は本当は女なんじゃないの??」的疑惑はあるんですが、
最後まで、それははっきりとした形では提示されないんですよね。





・・・で、腐女子としては、これ読んだ時
腰抜かしそうになりました!!


「・・・って言うか、
 これ、商業誌でやっていいの???」



今でこそ「BL」等とジャンルが確立されておりますが、
多分この『変』が書かれたあたりは、まだこの手の話は
同人誌の中でだけのことで、
しかも店頭に並ぶなんてことは、まずあり得なく、
郵便小切手等でコソコソと売買されていたような時代です。
それを、商業誌でやってしまうとは、


「ウ〜〜ム、恐るべし奥浩哉!!」



と唸っておりました。




で、これはTV朝日で、佐藤藍子主演でドラマ化されたりしましたよね。
佐藤藍子が佐藤君役)
結構、佐藤藍子がボーイッシュで似合っていたと思います。




そしてその後、女版『変[HEN]ちずるちゃんとあずみちゃん』も
やっていましたが、


Hen (07) (Young jump comics wide)



私は、佐藤君鈴木君の方が好きでした。
別に、私が腐女子だからではなく、ストーリー自体、前作のほうが
面白かったですから。



「BL」世代の方が読むと、ストーリー自体は
さして珍しくも無いと言うか、
「BL」の王道パターン、



「俺はゲイじゃない!!
 俺がたまたま愛した奴が男だっただけのことだ!!」



的な感じなんで。


でも〜、これ、少年漫画でやるか〜?って感じですよね。
当時の男性読者はどう思って読んでいたのでしょうか???


あ、それから、このマンガに佐藤君の親友で
キモキャラとして奥浩哉君が出演してます。
奥君も佐藤君の親友でありながら、
意外に佐藤君を狙っているんですよね。
で、隙あらば、佐藤君にチューしようとして、



「奥君、マジ、気持ち悪いから」


とか、結構ヒドイこと言われてます。





・・・・・
そんな事が頭の中をグルグル回っておりましたので、
『GANTS』の深イイ話を聴き逃してしまいました・・・。


いや〜、それにしても(個人的に)非常に驚いた出来事でした!!