『七瀬ふたたび』

うぃ〜〜やっほ〜〜い!!


や〜っと待ちに待った週末だぁ。
明日は寝てやる!泥になるまで寝てやる!!
死んでも寝てやるゾ!!!おー!



・・・いやいや、死んだらあかんがな。


何だか一週間ぶりにブログ書くと、書き方若干忘れてますな。
うーむ、文章が上手く書けない・・・。(←元から、元から!)


・・・まあ、そんなこたぁ〜ど〜でもえっか。
最近すっかり一週間遅れになってしまっていますが、
今週のお題」の「心に残った本」、
ガンダム、行きま〜す!!
(もう、何か最近頭おかしいな・・・。え?いつもって?)




私の「心に残った本」は、こ・れ・ダっ
↓  ↓   ↓   ↓ ↓
七瀬ふたたび (新潮文庫)


言わずと知れた、筒井康隆大先生の代表作とも言える小説で、
何度もTVドラマ化されましたし、映画にもなりました。


第7回「星雲賞」を貰うなど、超能力者モノとして
とても素晴らしい作品であるのは間違いないのですが、
私が「心に残っている」ポイントは
大っ変、申し訳ないのですが、
ストーリーの面白さとか、そういうところでは全くないのです。


じゃ、何かって?
それには、深〜〜い訳がございやしてね、
さぁ、お立ち会いっ。
私の小学校5年生まで話は遡っていくのでございます。
(めちゃ前やな・・・)


私は小学校、中学校とずっとスイミングクラブに通っていたのですが、
5年の当時は選手コースで毎日練習していたので、
コーチ(♂:23歳位)とも結構仲が良かったのです。


ある日コーチが練習終わってから


「○○子(←私の名前)、SF、好きやったよな?」
「うん。」
「お勧めの本あるから、貸したるわ。」
「ほんま?ありがとう!!」


で、貸してくれたたのが『七瀬ふたたび』でした。


読んでみて、最初の方から衝撃が走りました。
読み進めていく内に、もう


絶句・・・。


読み終わった後は、ショックと気持ち悪いので
しばらく口がきけませんでした。


読んだ方はご存じだと思うのですが、
この小説は割と「性的」な描写が多いのです。


例えば・・・
主人公の七瀬はテレパス能力の持ち主なのですが、
彼女は類いまれなる美しい容姿の持ち主のため、
男達から頭の中で辱めを受けている描写があったり、


男好きの女友達の妄想が具体的に描写されていたりと、


今読むと、全然大したことないんですが、
純真無垢な少女であった小5の私には生々しくて、
そのダメージたるや、凄まじいものでした。


小5の私の心中では

「こんっなイヤラシイ本を(すみません、筒井先生)
 面白いって言うなんて・・・・


不潔よぉ〜〜、コーチ!!


と、泣きながら海辺をダッシュで走りたい衝動に駆られていました。




数日後、コーチに本を返したら、
コーチがすかさず、こう聞いてきました。


「どうやった?おもろかったやろ?」
「う、うん・・・。おもろかったで。」
「ほんま?どの辺が?」
「え、あの・・・七瀬がテレパスのところとか・・・」
「他には?もっと具体的にどの部分か教えて〜や。」


私が答えに詰まっているのを知ってか知らずか、
コーチがグイグイ聞いてくるので、


『私にあんな破廉恥極まりない本を勧めておいて、
 しかも感想まで求めてくるなんて、
 やっぱり、やっぱり・・・


不潔よぉ〜〜、コーチ!!



・・・と、私の中で一気にコーチの株が落ちてしまった事件でした。


ああ、清かったなぁ。(←遠い目・・・。)




・・・さてさて、時は流れ・・・。


今じゃ、女子生徒に軽蔑の眼差しで見られても物ともせず、
授業中に下ネタ連発する変態教師になり下がった私は
タイムマシンにでも乗って、
小5の私の爪の垢でも煎じて飲んだ方がいいのかもしれませんね。
うふふ



・・・その内、辞めさせられるかもしれませんなぁ・・・。