若気の至り

先日、地下鉄に乗っていたら久々に出くわしてしまいました。

人目をはばからないカップに・・・。




女::「○○〜(←名前)、もぅ寂しい〜。」
男:「仕方ないやろ〜(超甘えた声)。仕事やんかぁ。」
女:「でもでもぉ、寂しいねんもんっ。」
男:「そんなん、俺も寂しいって。」
      ↓
そして、見つめ合ったまま微動だにせず。
「世界は私達のためだけに」シールド発動中!!


うおっ。ち、近づけねぇ・・・。






ケッ!!



何だ、これ!
おめぇ〜らはメドゥーサに見つめられた石像か!!
ここは私的空間ではない、公共の場だ!
ちっとは人目を気にしろぃっ。


いやいや、百歩譲って「イチャイチャ」は許すとしよう。
しか〜し
この朝のラッシュアワーに出没するのだけは止めてくれっ。
嫌でも目に入って(狭いから・・・)、仕事する気、失くすんだよっ!
たわけっ!!





・・・・。
ええ、ええ、そうどす、そうどす。
又もや、どうせ「モテナイ女」のひがみどすえ。



けど、何なんでしょうね〜、
あの「世界に私達二人きり」パワーは・・・。
全く考えられんな、あれが若さってやつか?



若さと言えば・・・。



・・・と、ここでふとすっかり忘れていた
おっそろしい「想い出ブラックボックス」の蓋を開けてしまいました。




中・高の私ときたら、
夜の「ハーバーランド」に
等間隔にキレ〜イに座るカップルに
石を投げつけてやりたい衝動に駆られり、


バレンタイン期間中には、
街のチョコレート全部買占めてやろうかと
妄想したりすることが唯一の楽しみとも言える、
全く冴えない学生生活を送っておりましたから、


大学生で初めて彼氏が出来た時の浮かれっぷり
言葉では言い表せません。


はい、5センチくらい浮いてましたから、常に。



そして、彼とはよく喫茶店やファミレスに行ったんですが、
その大半の時を過ごし方と言えば・・・



テーブルの上にお互いの手を重ね合い
じっと見つめ合ったまま1時間・・・。


その間の会話・・・ゼロ!!








・・・。


痛い、痛すぎるゼ。お嬢さんよぉ。


一体、何を考えてたんだ、当時の私!!
何かの罰ゲームなのかっ。
目を覚ませっ!!





こ〜んな痛キモい学生生活を送っておきながら、
地下鉄のパカップルを責める権利、私にあんのかっ。
いや、100%無いな・・・。


ああっ。本当に忘れていたかった過去です。


「認めたくないものだな、
 自分自身の若さゆえの過ちというものを・・・。」





げに恐ろしきは、「恋するパワー」・・・。



お後が宜しいようで・・・。