今日の懺悔「おっさん、ゴメンね」の巻

人ごみで人とすれ違う時、
何回も同じ方向によけてしまうことってよくありますよね。


私は避け方が下手くそなせいで、
この現象によく遭遇いたします。


相手が若い兄ちゃんだったりすると、
必ずと言っていいほど、

「チっ」
と舌打ちされたり、


怖い人となると、
「どこ見とんねん!」
と罵声を浴びせられることもあります。




そんな時は、こちらも睨みをきかし、

「お前こそ、どこ見とんねん!!」



・・・とは当然できず、
「へっへヘヘ・・・すんませんな。」
とエヘラエヘラと、ヘタレぶりを大いに発揮して
ソソクサと逃げ去ります。


何かで聞いた話だと、
おばちゃんは避けるのが下手くそらしい・・・。
くそっ!!やっぱ、そうか。




ま、それはさておき、
今日の朝も駅のホームでやってしまいました。
相手は50歳くらいの素朴そうな、
ちょっと小太りの(←大きなお世話)サラリーマン。
お互いに4往復ぐらい


「お!お!お!お!」


みたいな掛け声と共に避け合ったところで、
おじ様は何故かバランスを崩して、
転んでしまったのです!!


「だ、大丈夫ですか!!」

と声をかけると、

「大丈夫ですよ。」

と乱れた髪を直しながら、ばつが悪そうに去っていきました。


おじさん、ごめんね・・・。
朝から気分悪かったよねぇ〜・・・。


私も何だか朝から罪悪感にかられて学校へと向かったのですが、
私のオッサンへの非道はこれだけでは終わらなかったのです。




仕事が終わってから、気分良く帰っていると、
道で若い女の子達に

「○○はどこですか?」

と聞かれ、

「ああ、それはあっちですよ。」

と、思いっきり振り向いて指差したら、


な、何と
その人差し指が
見ず知らずの、通りすがりのおじ様のほっぺに命中し、
ブスッと突き刺してしまったのです!!






「ひぃ〜〜〜〜〜!!


 ご、ごめんなさい!!」




突き刺した私の方がビビってしまって、
人差し指を立てたまま後ずさりしたのですが、
優しいおじ様は

「いや、大丈夫ですよ。」

と照れ臭そうに、これまた足早に去って行きました。


しかし、おじ様のほっぺに私の指跡がクッキリとついていたのを
私は見逃さなかった・・・。



ああ!
心優しいおじ様たち、
我の罪を許したまへ。



ま、それだけの話です。