「ラブレター」と「メーテル」

突然ですが、私は職業がら「ラブレター」なるものを、
時々もらうことがあります。
へっへ〜〜〜ん!!うらやましいだろっ!!
(↑こういう余裕ない発言しちゃうあたりが、
  昔イケてなかった事を露呈しているのであった・・・)



今週のお題」−「10年後の私へ」にも書きましたが、
中・高生の私ときたら、ほんと
ど〜〜〜〜〜〜〜しようもないぐらい
イケていませんでした。はい。
ああ、卒業アルバム
あんな恐ろしい物、この世から消えてしまえばいい!!
(↑と言いながら、まだ持ってる。しかし、見る勇気はない・・・)


「アメトーク」の「中学の時いけてない芸人」を見た時、
どれだけ共感したか!!



そんな私がですよ!!
教師になってしばらくしたある日、
ある学生から手紙をもらったんです。
読み進めてみると・・・。

ぬぉ〜〜!! 
 こ、これは・・・
 噂に聞いたことがあるが、未だその存在を見たことがない
 ラ・ラブレタ〜 
 というものじゃなかろうか・・・。」



ドドド・・・・(波が押し寄せてきております)
生きてて、
良かった〜〜〜〜!!

(注:大波にザッパーンと打たれているところを想像して下さい。)




神様、あ〜〜りがとぅ〜〜〜!!




いや〜、まさに青天の霹靂でした。
私にとって「ツチの子」状態だったラブレターに
人生の中で遭遇するとは・・・。


「我が生涯に一片の悔いなし!!」


てな感じで、冥土の土産にでも持っていこうかと
考えておりましが、
しかし、事態はこれだけでは終わらなかったのです。
それからと言うもの、たまにもらうようになったのです。



ま、当然ですが、それ以上発展することもなく、


「ありがとう。その気持ちだけ有り難くいただくね。」


な〜〜んて、超イイ女ぶった台詞を言って終わりになるんですが、
まあ、心の中では
「チッキショー!!もったいないお化けが出そうだゼぃ!!」
とハンカチをキーっと噛んで悔しがっている訳です。


でもですね、
人間、慣れとは恐ろしいものです。
時々、


「もしかして、私って、
 イケてる女なんじゃねぇ〜の?」




はい、チョ〜勘違いな妄想を抱く時もありまして・・・。
本当にイケてる女だったら、昔からモテテるっつーの。



私にラブレターを下さったみなさんはですね、
「学校」という限られた空間において、
「『教師』という立場である私」が、多分、ほんのちょっと
良く見えたんだということです。



その証拠にですね〜
学校が終わると、みんな面白いぐらい
きれいサ〜〜〜ッパリ
私のことなんて忘れて、新しい恋をしてる訳です。


私がちゃかして、
「あの時、私にラブレターくれたよね?」
な〜んて言うと、
この世のものとは思えぬ恐ろしい顔で


「は?」


と100%無かったことにされます・・・。


うう・・・。何で・・・。


だから、ラブレターを貰うと
ほんと嬉しいんだけど、
同時に切なくなっちゃうんですよね。


「きっと、この人も私のこと、忘れちゃうんだろ〜な〜」
って。


でもね、まあ、それでもいいんです。
私は「銀河鉄道999」の「メーテル」みたいなもんなんです。
(って、おこがましすぎるやろっっ!!)


みなさん、知ってます?
さよなら銀河鉄道999」でメーテルが最後に鉄郎に言った台詞。



「私は青春の幻影、若者にしか見えない、
 時の流れの中を旅する女・・・。
 あなたの想い出の中に残ればそれでいいのです。
 さようなら。あなたの青春と一緒に旅したことを
 私は永久に忘れません。
 さようなら・・・さようなら・・・。」




メーテル
カァ〜ムヴァ〜〜〜ック!!


・・・という心境ですよ!!


う〜〜〜ん、
きっとこんなイタイことを日々妄想している奴だと
ばれて離れてしまった可能性の方が強いな・・・。


さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅- (劇場版) [DVD]






追伸:
あ、関係ありませんが、「ブログ」のタイトル変えました。
過去の日記を読んでいると、私のあまりの「妄想」ぶりに、
「う〜〜〜ん、これは『ただの日記』ではないな・・・。」
と一大決心(←こればっか!!)をし、今日から変更することにしました。
これで、益々、「妄想」に拍車がかかるのは言うまでもないのであった・・・。